困った行動には何かしら理由があります。生活環境を整えたうえで原因を探り、対策を考えましょう。
原因
物を確認する
歯が抜け換わる時期で、歯茎がムズムズする
動くものに反応する犬の本能
飼い主さんの反応が楽しい
困った行動1
甘がみ
子犬が物をかむのは自然な行動です。2~3か月の子犬にはかむ力を抑制することと、人の手をかんではいけないことを伝えていきましょう。
対策1
「イタイ」と短く言って、離したらほめる
きつくかんだら、「イタイ」と短く声を出します。子犬が動きを止めて口を離したら、ほめましょう。
対策2
甘がみをやめないときはその場を離れる
甘がみをなかなかやめないときは、知らんぷりをしてその場を離れましょう。
対策3
いたずら防止剤を手にぬる
天罰方式で、人の手をかませないようにします。
対策4
かみたいという欲求を遊びで満たす
引っ張りっこやコングで遊ばせて、犬のかみたい気持ちを満たしましょう。指など、人の体を使った遊び方はしないようにします。
甘がみと飛びつきは、子犬のころから見られる
子犬の困った行動は大部分が本能の欲求により起こるので、ほとんどの犬に見られます。困った行動を解決するトレーニングは、人とのつきあい方を伝える機会。将来クセになって周囲に迷惑をかけないように、教えていきましょう。
困った行動2
飛びつき
興奮しやすい性格の犬によく見られる行動で、人への好意を表しているのでしかるのはよくありません。好意を否定しないで、飛びつかないように教えましょう。
原因
うれしい、大好き
かまってもらいたい
人が持っているものがほしい
飛びつくと声をかけてもらえる
対策1
落ち着くまで絶対にかまわない
その場で後ろを向き知らんぷりをする
→
床に4本足をつけたら声をかける
オスワリ、もしくは床に4本足がついたら、「イイコ」とほめて声をかけましょう。
対策2
飛びつきがおさまらないときはその場を離れる
飛びつきがおさまらないときは、反応しないで背を向けてその場を離れます。
発想の転換
飛びつきをトレーニングする!?
飛びつきたい欲求に応えるために、行動をコントロールする方法もあります。「アップ」という指示で飛びつき、「ダウン」という指示で落ち着けるようにトレーニングを。ただし、子犬のころは混乱しやすいので避けましょう。