毎日の食事タイムはしつけをするグッドチャンス!フードのあげ方を工夫してみましょう。
バリエーション豊かなあげ方をする
食事の主食は、総合栄養食と表示のある子犬用のドッグフードを与えましょう。また、食事の時間はしつけをするのに効果的です。食事を使って飼い主さんを大好きにさせたり、フード皿に執着しないように予防したりしましょう。食べ物を得るために、考えることを教える機会にもなります。
子犬の食事の基本
種類
総合栄養食と表示のある子犬用のドッグフード
回数・量
表示の量を3~4回に分けてあげる
食事のあげ方のバリエーション
1日の食事を手+フード皿+知育玩具の3通りであげる
方法1 手からあげる
手でフードをあげていると、犬は飼い主さんに近づくとうれしいことがあると学び、大好きになります。手からひと粒ずつあげて、トレーニングにつなげましょう。
手であげるときは、名前を呼んで与える
行動トレーニングでは、フードを使って行動を誘導したり、ごほうびにあげたりします。最初は「名前大好き大作戦」などのトレーニングを取り入れても。
飼い主さんが食べているときに人間用の食べ物をあげない
人間が食事しているときに、その食べ物をほしがってほえ続けているときは、絶対にあげないようにしましょう。抱っこしたり、声をかけたりすることも避けます。
方法2 フード皿であげる
フード皿で食べることに慣らします。フード皿を与えっぱなしにすると、フード皿への執着心をもつことがあるので、ときどきフードをつぎ足しましょう。
フード皿であげるときは与えっぱなしにしない
食事中は皿や体にさわったり、フードをつぎ足したりしましょう。つぎ足すときは皿を持ち上げて、さらにおいしいフードを入れるのもおすすめです。
●皿や体にさわる。
●フードをつぎたす
●目の前で皿を持ち上げて、さらにおいしいものをつぎ足す
方法3 知育玩具であげる
コングのような知育玩具の中にフードを入れて与えると、犬は頭を使って中身を取り出そうとするので、考える力がつきます。
コングの中にフードをつめるときは詰め方を工夫する
最初にコングを使うときは、手前にフードを入れて、おいしいものが入っていることを教えましょう。
コングとは?
コングは知育玩具のひとつで、内側の空洞部分にフードやおやつを詰められる道具です。かむ欲求を満たすために開発されましたが、しつけにもよく使います。
●コングの中にフードを入れる方法
コングの小さいほうの穴にふたをして、中にドライフードを詰めます。慣れたら食感に変化をつけるなど、犬が飽きないように工夫しましょう。
最後に大好きなおやつでふたをします。しつけに使うときは、途中にも大好物のおやつなどを入れて、においの強いもので嗜好性をアップさせて。
長持ちさせるワザ
冷凍庫に入れて凍らせると、食べるのに時間がかかるため、長時間集中させることができます。