すでに犬を飼っていて、2、3頭目にトイ・プードルを検討している人もいるのでは?楽しく多頭飼いライフを送るポイントを紹介します。
先住犬との年齢差や適応力を考慮してパートナー選びを
多頭飼いを希望している飼い主さんは、次に迎える子犬選びを慎正に行いましょう。費用やお世話の手間などが増えます。また、犬どうしの相性もあるので、先住犬との年齢差や適応力、性格などを考慮しましょう。
多頭飼いを楽しくするポイント
迎える前に
費用とお世話にかかる時間を検討する
多頭飼いは経済面の負担だけでなく、お世話にかかる時間も増えます。1頭1頭の独占欲を満たすため、散歩や遊びなどで個別に接する時間も、ときには必要です。じっくり検討しましょう。
先住犬との年齢差や適応力を考慮する
子犬はエネルギッシュなので、先住犬との年齢差や適応力を考慮しましょう。2~5歳差だと一緒に遊べますが、先住犬がシニア期の場合、疲れさせてしまうことも多くなります。ただし、子犬の存在がシニア犬の刺激になり、元気になることもあるので、相性も重視しましょう。
迎えてから
対面させるときは無理強いしない
子犬と先住犬との対面は、健康診断後にしましょう。子犬をサークルなどに入れて対面させ、先住犬が子犬のところに行くまで待ちます。無理強いすると、子犬に対してマイナスのイメージをもってしまうので気をつけて。
先住犬を優先する
子犬は生活のルールを先住犬から教わります。関係性において、先住犬の順位が上の場合が多いので、食事などは先住犬を優先して。ただし、年齢差や性格の違いで、順位が逆転することもあります。関係性をよく見て対応しましょう。
血統証明書の見方
3世代前までの血統が記載される
血統証明書は純粋犬種であることを証明するものです。犬種や毛色、生年月日はもちろん、祖先の情報も記載されています。ジャパンケネルクラブ(JKC)などが発行しています。
※(社)ジャパンケネルクラブ(JKC)は、純粋犬種の犬籍登録などの活動をしている社団法人です。見本の血統証明書は同法人発行のものを参考にしています。
①犬名
血統証明書上の正式名です。犬名と犬舎名(繁殖者が使用する屋号。生まれた子犬の姓にあたる)の組み合わせで、名前が記載されています。
②犬種
「Poodle プードル」と書かれています。
③登録番号
ブードルのサイズを表すPT(トイ・プードルの意味)と5ケタの英数字、年号で表記されています。
④性別・生年月日
⑤毛色
認められているトイ・プードルの毛色は単色のみで14種類。2色以上の毛色の犬は×印がつきます。また、毛色が退色する犬種なので、1歳半を超えると色名が変更できます。
⑥DNA登録番号・マイクロチップ番号・股関節の評価
DNA登録されている場合、マイクロチップが埋め込まれている場合は、それぞれの番号が書かれます。股関節の評価は、所有者が検査をし、希望したときに記載されます。
⑦繁殖者名
⑧所有者名
入手時は、繁殖者名が書かれていますが、飼い主さんの名義にすることができます。ただし、JKCの会員でない方は入会が必要です。
⑨3世代前までの血統やタイトルの有無など
3世代前までの血統が書かれています。また、ドッグショーや競技会でタイトルを取得している場合は、それも記載されます。