いまや大人気のトイ・プードルですが、プードルの歴史はかなり古くから。ルーツを知ると、トイ・プードルの性格や能力などの特徴が見えてきます。
祖先は水鳥の運搬をしていた狩猟犬
プードルという名はドイツ語の「プーデルン(水をはね返す)」が由来です。プードルの歴史は古く、発祥地はさまざまな説がありますが、水鳥の運搬などをする狩猟犬として活躍していました。
16世紀ごろから愛玩犬としても飼われるようになり、犬種改良で小型化したミニチュア・プードルが誕生。プードルの小型化がすすみ、トイ・プードルが生まれました。現在ではテディベアカットの登場とともに、大人気になっています。
プードルの大きさ
トイ・プードルは、プードルのなかで一番小さなサイズです。プードルは体の大きな順にスタンダード・プードル、ミディアム・プードル、ミニチュトイ・プードルとよばれ、4つのサイズに分かれています。
トイ・プードル
体高24~28cm
ミニチュア・プードル
体高28~35cm
ミディアム・プードル
体高35~45cm
スタンダード・プードル
体高45~60cm
※体高……地面から肩までの垂直の高さ
15世紀
水鳥の運搬をする狩猟犬として活躍する
16世紀
フランスで愛玩犬として飼われるようになる
18世紀
小型化され、「ミニチュア」「トイ」サイズが次々と登場
19世紀
サイズの規定ができて「トイ・プードル」というサイズが誕生する
昔と今のトリミングスタイルの流行
昔は水辺の狩猟犬として作業しやすいようにカット
水辺での作業やお手入れをしやすいように、足や顔を刈りこむカットが伝統的なスタイル。このようにバリカンで毛を刈るトリミングは「クリップ」とよばれています。
今はぬいぐるみのようなテディベアカットが人気
ぬいぐるみのテディベアのように、はさみで仕上げるカットスタイル。足の毛をブーツカットのような形にトリミングするスタイルもはやっています。