いよいよ、新しい家族になる子犬を迎えるとき。初日はさびしがらないようにそばにいて見守り、ゆっくり休ませましょう。
初めの数日間は家にいて、見守ること
子犬を迎えに行くときは、数日間は家にいられるスケジュールを組みましょう。たくさんの子犬がいるショップや母犬のもとで暮らしていた子犬が、初めて群れから離され、1頭になり新しい環境になるので、しばらくはしっかり見守ることが必要です。
来たばかりの子犬は、環境の変化でおなかを壊したり、吐いたりするなど体調を崩しやすいものです。連れて帰った日はすぐにごはんをあげずに、まずは、犬用のスポーツ飲料を飲ませ、サークルの中に入れて行動を観察します。鳴いているときは、そばにいてやさしく声をかけてあげましょう。
迎えに行くときのポイント
子犬にできるだけストレスがかからないように、連れて帰りましょう。
家に帰ってからも安心できる環境づくりを最優先にします。
余裕をもってお世話ができるときに迎えに行く
できれば1週間、最低2~3日は、子犬の様子をしっかり見られるような日程で迎えに行きましょう。ひとり暮らしの人は、連休の初日の午前中に引き取るのがベストです。
寄り道しないで帰る
移動の時間や距離が長ければ長いほど、子犬は疲れてしまいます。引き取ったあとは、真っすぐ家に帰り、早く休ませてあげましょう。
事前に確認したことの再確認と当日の排泄の時間を聞く
ワクチン接種、食事やトイレの様子は事前に聞いておきましょう。当日は最後の食事とトイレの時間の確認をして。聞くことを事前にメモにまとめておくと便利です。
持っていくもの
クレートかキャリーバッグ
ペットシーツ(予備も含めて数枚)
水(犬用のスポーツ飲料など)
タオル、ビニール袋など
車や電車で帰るときは、クレートかキャリーバッグを使います。帰宅中にオシッコをすることや、水を飲むこともあるのでその準備もしましょう。
子犬を連れて帰ってきたら
①帰宅したらトイレへ
長時間の移動で、子犬はオシッコをしたいはずです。まずは、トイレ(サークルにペットシーツを敷きつめた状態)に誘導してみましょう。
②オシッコができるか様子を見て
オシッコの様子を見ます。排泄ができたら「イイコ」とほめて、ショップやブリーダーで食べていたフードと同じ状態のものをひと粒あげましょう。
③ハウスで休ませる
オシッコのあとはハウスで休ませます。おとなしくて、ひと眠りするようならそっとしておきましょう。目が覚めたら犬用のスポーツ飲料をあげ、再びトイレへ誘導して。
④食事をあげる
トイレのあとはフードをあげてみましょう。ひと粒ずつ手で持って与えます。食べられるようなら、いつもの4分の1の量をあげて。様子を見てさらにほしがる場合は、残りも与えます。
⑤食事が終わったら、ハウスへ
食事のあとはトイレへ連れていき、そのあとはハウスで休ませましょう。その後は3時間程度を目安に、①~④を繰り返します。
⑥夜はハウスを布でおおっても
初日は夜鳴きをすることが多いので、飼い主さんは目の届く場所で寝て、安心させてあげましょう。ハウスを布でおおって、刺激を少なくしてあげてもいいでしょう。