コミュニケーションのひとつとして毎日の日課に。皮ふの血行促進にも役立ちます。
トイ・プードルのお手入れで一番重要
ふわふわの毛が特徴のトイ・プードルは、毛玉ができやすく、毎日のブラッシングが欠かせません。被毛を清潔にするだけでなく、皮ふの血行も促します。健康管理にも役立つので、話しかけたり、皮ふの状態をチェックしたりしながら、ブラッシングしましょう。
お手入れの目安
毎日(最低でも2~3日に1回)
必要なもの
スリッカーブラシ
コーム
ブラッシングの基本テク
ブラシを正しく持つ
ブラシは軽く持ち、毛玉にひっかかるとブラシがはね返されるくらい、やさしくブラッシングします。当てる強さは、自分の手に当てて痛くない程度に。
さまざまな方向からブラッシング
毛並みにそって
逆立てる
部分的に毛を分けて
毛並みにそってとかしたあとは、逆立ててとかします。その後、部分的に毛を分けながら、地肌が見える状態にしてブラッシングします。
ブラッシングのプロセス
1 最初は顔から遠いおしりから
慣らすために、顔から遠い、おしりからとかします。
2 後ろ足は足のつけ根を持って
少し持ち上げ、動かないようにしっかり支えてとかします。ギュッと強く持たずに、少し動いたときだけ軽く力をいれるといいでしょう。
3 胴体は頭のほうからおしりへ
比較的とかしやすい場所なので、ブラシをあてる強さに気をつけてとかします。
4 肩は耳の下から足のほうへとかす
あごの下を支えて、上から下へ。やさしくとかします。耳の下は毛玉やもつれができやすい場所なので念入りに。
5 前足は真っすぐ前に持ち上げて
犬の足の関節は横に動かないので、まっすぐ持ち上げて。ひじの関節を指ではさんで持ち上げると犬も楽になります。
6 わきの下や内股は念入りに
わきの下は前足を持ってとかします。内股も1本ずつ足を持ってとかしましょう。もつれや毛玉ができやすい場所なので、念入りにブラッシングします。
7 胸はあごや顔を押さえて
首輪をつけている首回りのほか、洋服を着る場合は、胸に毛玉ができやすいのでていねいに。あごや顔を押さえてとかしましょう。
8 頭はマズルを持って、手前から後ろへ
犬が動かないようにマズルを持って、手前から後ろへ向かって少しずつとかします。
9 顔は目の位置を確認して慎重に
スリッカーブラシの角の部分を使い、目の位置から外側へ向かってとかします。あごの下を支えるととかしやすいでしょう。
10 耳は必ず裏側に手を入れて
耳の裏側を手で支えて、やさしくとかしましょう。耳のつけ根は特に毛玉ができやすいところです。
11 しっぽは根元を持って
しっぽは根元を軽く支えて、毛を左右に分けるようにとかします。
12 全身をコームでとかす
スリッカーブラシでとかし終ったら、最後に身をコームでとかします。