「名前で呼ばれること=うれしいこと」というイメージを持たせるためのトレーニングです。食事用のフードの一部を使ってといいでしょう。名前を呼んだら、飼い主さんのほうを、喜んで見るようになっていきます。くり返し練習しましょう。
成功のポイント
家族全員で10回ずつ行う
食事の時間を利用する
フードをあげた瞬間に名前を呼ぶ
Level1 フードをあげたときに、名前を呼ぶ
1 手にフードを持つ
手にフードを持って見せ、興味をもたせます。
2 フードをあげたら、すぐに名前を呼ぶ
フードをあげた瞬間に、名前を呼びましょう。
Level2 歩きながら名前を呼ぶ
そばに来たときに、フードをあげて名前を呼ぶ
+ワン
名前を呼んだときに犬が嫌がることをしないで
「名前を呼ばれること=うれしいこと」と認識させるためにも、名前を呼んだときに、嫌がることをしないようにしましょう。お手入れを嫌がる犬の場合などは、お手入れのときだけ名前を呼んでいると、名前が嫌いになってしまいます。
マグネット
飼い主さんの手に鼻をつけると、うれしいことがあると犬に思わせるトレーニングです。これから行うさまざまなトレーニングで、行動を誘導する基本になるので、毎回行いましょう。
成功のポイント
鼻をつけているときにフードをあげる
手の動きはゆっくりと
Level1 手に鼻をつけたらフードをあげる
1 フードを持った手を見せる
手にフードがあることがわかるように犬に見せます。
2 手に鼻をつけたら、フードをあげる
手に鼻をつけたら、ほめながらフードをあげましょう。手に鼻をつけるといいことがあると思わせます。
Level2 手に鼻をつけた状態で左右に動かす
1 手にフードを持ち、左右に動かす
手に鼻をつけてきたら、フードを持ったままゆっくり動かします。
2 動かす距離をのばす
ときどきほめながらフードをあげて、動かす距離をのばします。