自分の暮らす環境に慣らしていくために、散歩は有効です。子犬の時期に積極的に外に行き、散歩好きの犬に育てましょう。
最初の1週間で散歩の習慣がつくられる
ワクチン接種が終わったら、いよいよ散歩デビュー。散歩を始めて最初の1週間は、散歩に対するイメージがつくられるので、重要です。いきなり上手に歩くことはできませんが、マナーを守って、飼い主さんと歩くことが楽しくなるようにしましょう。デビュー前から首輪やリードに慣らしたり、外を抱っこして歩いたりして、段階的に練習していくことがデビュー成功のヒケツです。
また、散歩は社会化にも欠かせません。外でさまざまな刺激を受けることで、さらに社会性が育ちます。順応性が高い子犬の時期に、たくさん散歩に行きましょう。
散歩デビューまでのステップ
Step1 首輪やリードに慣らす
首輪やリードのつけはずしに慣らす
コングに夢中にさせて首輪をつける
首輪のつけはずしは、コングの中に大好きなおやつを入れて、ひざにはさんで行うと、両手が使いやすくなります。
首輪の刺激に慣らす
フードをあげながら、首輪にさわる
首輪にさわられることは、フードを使って慣らします。最初は食事の時間だけつけておいてもいいでしょう。
リードのつけはずしも首輪と同様に
リードのつけはずしも首輪と同様に、コングを使って慣らしましょう。
Step2 外の刺激に慣らす
窓の外を見せたり、抱っこして外出したりする
最初は、抱っこして窓の外の景色を見せたり、音を聞かせたりしましょう。慣れてきたら、抱っこして外へ出かけ、刺激に慣らします。
Step3 室内でリードをつけて歩く練習をする
1 リードをつけてマグネットの確認をする
手にフードを持ち、犬が手に鼻先をつけてくるか確認しましょう。
2 飼い主さんのそばにいるときにごほうびをあげる
飼い主さんは手にフードを持ちながら歩き、犬が近くに来たときにフードをあげます。
3 鼻先にフードをつけて誘導する
リードを引っ張らずにそばにいることができるようになったら、鼻先にフードをつけて真っすぐ歩くように誘導します。
4 フードの位置を高くしていく
少しずつフードを持つ位置を高くして、足元にそって自然に歩けるように覚えさせていきます。ときどきフードをあげてほめましょう。
Step4 散歩デビュー
1 抱っこして外へ出る
ワクチン接種が終わったら散歩デビューです。まずは、デビュー前と同様に、抱っこして外を歩きます。デビューのころには外の音や物には、慣らしておきましょう。
2 ときどき地面におろす
抱っこして歩きながら、ときどき地面におろしましょう。地面に足をつけることに慣らしていきます。
3 怖がっていなければ歩かせてみる
地面に足をつけたときに怖がっている様子がなければ、歩かせてみましょう。
4 少しずつ落ち着いて歩けるように
動かなかったり、突進したり最初は上手に歩けませんが、徐々に落ち着いて歩けるようになります。初日は10分程度で切り上げて。
散歩デビュー成功のポイント
夏は涼しい朝か夕方、冬は日中に
オシッコをしてから散歩に行く
初日は10分程度で切り上げる
少しずつ距離をのばす
散歩のマナーを守る